文字サイズ

  • 標準
  • 大きく
MENU
CLOSE

教科の特色

英語

多様な人々と協働する力を育む

フェリス女学院の英語教育は、英語によるコミュニケーション能力を高め、文化や価値観の異なる多様な人々と協働して諸問題に取り組む力を育みます。6年間の授業を通じて、多様な価値観について学び、他者を尊重し他者のために貢献する精神を養います。また、論理的思考力と表現力を備え、主体的かつ自律的に学ぶ学習者の育成を目的としています。

現在、世界規模で起こっている様々な社会問題や環境問題に対し、私たちは国境を越えて協力し、取り組まなければなりません。SDGs(持続可能な開発目標)などの課題を解決する手段として、世界の共通語の一つである英語を使いこなす力は今後ますます必要になります。しかし、言葉ができるだけでは十分ではありません。衝突の背景には、歴史・文化・価値観の違いがあり、それらを理解することが不可欠です。英語はあくまで「手段」であり、大切なのはその手段を用いて互いを理解し、違いを乗り越えて協力し合うことです。フェリス女学院では、英語を教えるだけでなく、なぜ学ぶのか、学んだ後に何ができるのかを伝えていきます。

中高6年間の段階的教育カリキュラム

中学1年・2年:土台となる英語の基礎力を身につける

  • 音声と文字の習得:導入期に発音と文字の関係性を学ぶフォニックスを取り入れ、英語を聴いたり、発音したりする機会を多く設けます。自律学習の基礎として発音記号の読み方も学習します。
  • 文法・語彙の定着:音声面からのサポートに加え、ノートや単語帳の活用法、問題集への取り組み方を学びます。
  • 多読活動:学校図書館所蔵の初級者向け洋書を利用し、楽しみながら異文化に親しみます。
  • コミュニケーションの土台:ペアワークやグループワークを通じて英語による発信の基礎を作ります。
  • 表現活動:身近なテーマでのライティング、スピーチ、スキットなどのスピーキング活動を行います。

図書館洋書コーナー

洋書に親しむPOP作成

中学3年・高校1年:文法力・語彙力・思考力をベースに、コミュニケーション力を伸ばす

  • 文法・語彙の強化:高校1年までに高校文法の大部分を、使用場面を意識しながら学習します。小テストや辞書指導により語彙の基盤を固めます。
  • 読解力・聴解力強化:英文の直読直解を目指し、スキミングやスキャニングなどの読解方略を学びます。リスニングでは音声変化に注意し、聴解力を高めます。
  • 論理的表現:パラグラフ・ライティングの知識に基づき、論理的な構成で意見を表明する訓練を行います。
  • 発展的学習:4技能統合型授業の中で、理解した内容の要約や、シャドーイング等の技法を取り入れ、家庭学習の充実と自律した学習者の育成を図ります。
  • 実践活動:著名人のスピーチ暗唱、ディベート、社会問題の解決策に関するグループ発表などを実施します。

高校2年・3年:4技能の発展的な活動を行い、高度で抽象的な内容に対応できる力を養う

  • 高度な読解:専門的・抽象的な文章に対応するため、単語集を併用して語彙を増強し、パラグラフリーディングの練習を重ねます。
  • 論理構造の把握:文章の展開やディスコースマーカーの働きを学び、論理的に英文を読み解く力を高めます。
  • 発信力の深化:多様なトピックに対し、文章の基本構造を意識した原稿作成と発表練習を積み重ねます。
  • 大学入試に向けて:教科書以外にも大学入学共通テストや大学入試の過去問を用い、長文の精読、記述・要約の演習を行います。また、学校で受験する模擬試験やオンライン学習教材を活用し、自分の実力と弱点を把握し、補強することができます。

少人数制による授業

全学年ほとんどの英語授業で、1クラスを2分割した少人数制で授業を行っています。先生との距離が近く、アットホームな環境で手厚い指導を受けられます。高校生からは習熟度別クラスを導入し、レベルに合わせた授業を展開しています。

ICTを活用した能動的な学び

中学1年生から一人一台の端末を活用し、能動的な英語学習を推進しています。オンライン英会話(希望制)や発音練習・語彙習得のためのアプリを使用し、基礎力の定着から実践的なコミュニケーション能力の育成まで、一人ひとりの学習をサポートします。また、調べ学習やプレゼンテーション、意見共有などを行う際も、ICTを効果的に活用した授業を行っています。

AI発音改善アプリを使用して音読練習

ICTツールを活用して効果的な授業展開

成長を可視化する4技能テスト

中学・高校の6年間では、聞く・話す・読む・書くの4技能をバランスよく深めます。成長の指標として、毎年「4技能の英語力を測るテスト(GTEC)」を受検します。これは合否を判定するものではなく、スコアによって1年ごとの成長を可視化するものであり、生徒が日々の学習成果を実感し、次への意欲につなげる仕組みとなっています。

表現力を磨く発信の場:English Performance Day

この行事では、スピーチ、プレゼンテーション、スキット、絵本朗読など、様々な形で英語を使って発信することに挑戦します。英語で伝える自信と、豊かな表現力を育みます。その他、学外のスピーチコンテストにも出場しています。

English Performance Dayプレゼンテーション部門

異文化理解を深める体験型学習:TOKYO GLOBAL GATEWAY

中学2年生は全員、体験型英語学習施設TOKYO GLOBAL GATEWAYの1日プログラムに参加します。様々なテーマを英語で学び、リアルな場面で対話を体験することで、学習意欲向上のみならず、異文化理解や対話力を促す有意義なプログラムです。生きた英語に触れる喜びを実感し、グローバルな世界へ踏み出す自信を養います。

一人一人に寄り添う放課後学習支援

中学1~3年生では、定期試験の結果から補いが必要な生徒を対象に、指名制で放課後学習支援(補習)を行っています。週1時間、定期試験の範囲の復習や、次の試験に向けて準備を行います。高校生は放課後学習支援の代わりに、授業担当者から課題を出したり、面談を行ったりする場合があります。