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特色ある教育活動

キリスト教活動

フェリス女学院はキリスト教信仰を土台とし、真に自立した豊かな人格の形成を目指した教育を行ってきました。

奉仕活動

フェリスの奉仕活動は1887年に本校に赴任した宣教師ミス・デヨからはじまります。

「王女会(King's Daughters)」と呼ばれる会が結成されました。

「毎週一度宛各組で集りまして、信仰の修養や手仕事などをして、慈善事業の資を作りました。京濱の他のミツションの女學校にも、此の王女會が組織されて居りましたから、時々、聯合の大會を開きました。此の會に付ては色々楽しい記憶が残つております」(『フヱリス和英女学校六十年史』)という資料が残っております。

王女会は、10人1組の「Ten」とよばれる学年縦割りのグループに分かれ活動をしており、この活動で得た収入を社会福祉施設への献金、宣教師が各所で開催する日曜学校の運営資金として捧げました。やがて1908年には日本キリスト教女子青年会(YWCA)に吸収され、フェリスの歴史からは姿を消しますが、その精神は現在まで続いております。

その後1979年頃から、近隣の児童養護施設で定期的に奉仕活動が行われるようになりました。この児童養護施設での奉仕活動はすでに不定期で行われていたようですが、定期的に行われるようになったのは1979年頃になります。

現在は中学3年生の宗教活動の一環として、特別養護老人ホームと介護有料老人ホームの2つの施設で車いすの掃除や音楽療法のお手伝い、入所者の方のゲームなどのお手伝いなどの奉仕活動をさせていただいております。また、学年ごとにフェリスのスクールモットーであるFor Othersの実践について考え、自分たちの出来るFor Othersの実践、奉仕に取り組んでおります。

2025年度は視覚障害者のためのプロジェクトとして元町の触地図の作成、知的・発達障害児のためのバスケット教室のお手伝い、障害の有無や年齢、ジャンルなどの枠組みを超え、共生社会や多様性を表す新しいスタイルの作品展への協力出展を行いました。

奉仕週間

キリスト教関係の社会事業やボランティア活動を行っている方のお話を朝の礼拝でうかがい、奉仕について生徒ひとりひとりが考える一週間です。この期間には、感謝祭礼拝も行っており、生徒が自宅から持ち寄った野菜や果物を礼拝で捧げた後、近隣施設にお届けします。

キリスト教教育週間(宗教講演会)

朝の礼拝に学校近隣および通学範囲にある教会の牧師のお話を聞く一週間です。期間中に中学・高校それぞれを対象とした宗教講演会があります。講演の後、クラスごとに話し合いの時をもち、キリスト教への正しい理解を深めます。

ホワイトボックス献金

神に与えられた恵みを感謝してささげるものとして献金をします。クリスマス前の2~3週間に「ホワイトボックス」と呼ばれる白い箱を各クラスに置きます。ホワイトボックス委員会内で献金の送り先を話し合い、社会福祉施設や国際的な医療・食糧援助等、様々な分野で活躍している団体や、災害に遭った方々に献金を送ります。

パイプオルガンの練習

礼拝で、生徒が説教を担当する時には奏楽も生徒が行います。パイプオルガンを奏でるためには特別な技術が必要なため、希望する生徒がオルガニストの指導を受けながらフェリス祭や送別会などでの奏楽奉仕を目指して練習しています。

グローバル教育活動

アメリカの宣教師メアリー・E・キダーによって創立されたフェリス女学院では、草創期よりグローバルな視野を持つことを大切にしてきました。学内外の様々なプログラムを通して、自己理解や異文化理解を深め、視野を広げ、グローバルな課題解決への意識を高めていきます。

TOKYO GLOBAL GATEWAY研修(中学2年生全員)

英語の授業での事前学習を経て、中学2年生は全員、体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」の1日プログラムに参加します。

海外研修・プログラム(希望制)

夏休みを利用し、より高度な異文化体験や語学学習に挑戦できるプログラムを用意しています。

オーストラリア研修(中学3年生対象)

多様性や異文化体験を通して、価値観の変容や自分自身への気づきを得ることを目的としています。ホームステイや現地校での交流を通じて多文化社会を肌で感じます。

事前英語研修

シンガポール研修(高校1・2年生対象)

シンガポールの大学・大学院生とのディスカッションなどを通して、多様性社会の中で自己の見解を示し、考えを深めていくことを目的としています。また、現地のキリスト教女子校との事前交流や学校訪問を通し、同世代の生徒との国際交流を深めるとともに、異なる文化や価値観に触れながら視野を広げ、グローバル社会で主体的に行動する力を養います。

現地校生徒と事前オンライン交流

校長によるシンガポール歴史講座

TOPS -Tokyo Oxford Programme of Summer-(一般社団法人OCTOPUS主催)

英国オックスフォード大学およびケンブリッジ大学での研修です。数学、法学、古典学、コンピュータ・サイエンス等を学び、個別指導(tutorial)を体験します。

UMBC語学研修(神奈川県私学協会主催)

神奈川県内の私立中高生を対象とした海外研修です。米国のメリーランド大学ボルティモアカウンティ校(UMBC)に滞在し、生きた英語や異文化を学びます。

講演会

国際理解を深めるプログラムの一環として、さまざまな国の方やグローバルに活躍されている方を招いた講演会を開催しています。報道ではなかなか知ることのできない生の声を直接聞く貴重な機会となり、生徒たちの関心が世界へと広がります。

過去の講演会
・各国大使館: トルコ、メキシコ、エジプト他
・国際機関・団体・個人: 日本国際ボランティアセンター(シリア)、ASEAN留学生(ミャンマー)、医療宣教師(バングラデシュ)、ミネルバ大学アンバサダー、ベラルーシ、同時通訳者他
・公的機関: 外務省高校講座

認定留学制度

「認定留学制度」は、高校生を対象に約1年間の留学期間を在学期間に算入し、留学先での習得単位を本校の単位として認定するものです。帰国後は元の学年と同時に進級・卒業が可能で、校長の許可を得て実施されます。

卒業生との出会い

150年に亘る歴史の中で数多くの卒業生を輩出してきました。それぞれの道を力強く歩む卒業生たちは、それぞれの場所でFor Othersの精神を実践しています。卒業生との出会いは在校生が自分の生き方を考えるうえで大切な機会となっています。創立記念式典、「卒業生に聞く」(進路のプログラム)では、各分野で活躍中の卒業生を招き、在校中、卒業後のキャリア、現在の職業などについての講演を聞きます。年齢の近い大学生から進路選択や大学での学びについての話を聞くこともあります。自分らしく生きる卒業生の姿や後輩たちに向けた真剣で熱いメッセージに触れ、自分の進路を決定した生徒もいます。