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教科の特色

美術

心を見つめて創造する

みなさん美術は好きですか?苦手な人にとっては、美術がちょっと敷居の高いものに感じられるかもしれません。美術は特別な才能がないとできない?そんなことはありません。偉大な芸術家として知られる、レオナルド・ダ・ヴィンチは絵の準備に時間をかけすぎたり、技法がうまくいかなかったりと実はたくさん失敗を経験しています。ミケランジェロだって、彫刻家なのに絵の依頼ばかりされることを不満に思っていましたが、それでも見事に作品を描きあげました。歴史に名を残す芸術家であっても、楽しんだり、ときには苦しんだり、そんな日常を生きた、みんなと同じ人間なのです。まずは、美術に対して固くならず、頭を空っぽにして心に湧くさまざまな感情をキャッチできるようにしておきましょう。

フェリスの美術では、「つくる・描く」ことだけでなく、「観る・考える」ことも大切にしています。作品を描いたり、つくったりすることだけが、美術ではありません。美術作品を観て、自分がどんな気持ちになったか、つくった人はどんな思いを込めたのか、そのころの時代に何があったのか、考えたり調べたりしていくうちに、みなさんは美術が、もっとさまざまな分野につながっていくことに気づくでしょう。

自分の頭と手をつかい何かをつくりあげながら、一方で芸術家たちの人生に思いを馳せる。みなさんと授業を通して、美術という旅に出ることを楽しみにしています。一緒に、「美しいもの」をみつける「術(すべ)」を磨いていきましょう!