「フェリス生は、どんな人が多いですか?」と聞かれることがありますが、活発な人も物静かな人もいます。多様な人がいることが当たり前で、自分と違うタイプの人を認め合える環境です。
生徒たちは、部活動でも授業でもよく意見を交わします。他人と違う自分の意見を言ってもいいのだ、という安心感を次第に得られるのだと思います。
日々の礼拝で、生徒たちは、神様がありのままの自分を愛してくださっていることを知り、同じように他の人たちも神様に愛されている大切な存在であることを理解します。
“For Others”は、こうして6年かけて生徒の心に根付いていきます。それぞれが与えられた豊かな賜物を、時間をかけて磨き、他者のために用いることができるように願って、日々の教育を行っています。
変化の激しく、不確実な時代と言われる現代だからこそ、揺らがない土台の上に立ち、生徒たちがそれぞれのミッションを見出していく歩みを、力を尽くして支えていきたいと考えています。
校長
阿部 素子