お知らせ

　中学生を対象に「インターネット被害未然防止」をテーマにオンラインで講演会が実施されました。NPO情報セキュリティフォーラムから講師の先生をお招きしました。

　最初にスマホ依存とサイバー犯罪の実態について、データや新聞記事を参照しながら教えていただきました。講師の先生の分析をうかがうと、決して自分とは関係のない話ではなく危険はすぐそばに潜んでいるということが実感されます。
　続いての話題は、ネット上の誹謗中傷や、炎上トラブル。ネット上に安易に顔写真を公開したらどうなるのか、安易に書き込みをしたらどうなるのか。実際に起こった複数のケースから、ネット上の情報は完全に回収することができないことや、ネット上の書き込みには匿名性はなく悪質な書き込みは法律による罰則が科せられることなどを学びました。
　炎上トラブルによって個人情報がさらされ、広範囲に影響を及ぼしたケースについてもご紹介いただきました。同じ年頃の学生が巻き込まれた事件は、その危険性とともに生徒たちの心に強い印象を与えたことでしょう。

　最後に生徒たちにとって身近な存在である、スマートフォンのセキュリティ対策や、無料通話アプリの設定について教えていただきました。ウィルス感染、情報漏洩、不正使用、不正アクセス、のっとりを未然に防ぐための具体的な対策について、生徒たちは熱心にメモを取りながら学びました。

　講師の先生からは「道具は目的をもって使うこと」というメッセージをいただきました。
　技術が高度に進化し続ける世界で、私たちはどのように技術とともに生きていくのでしょうか。
　被害を未然に防ぐための具体的な知識を身に付けながら、インターネットとの付き合い方について考えさせられる講座となりました。