【生徒作成記事】生徒ホール リニューアルプロジェクト(前編)(6/30UP)
2026.06.30
[プロジェクト]
2025年9月、新たに「生徒ホール リニューアルプロジェクト」がスタートしました。
校舎1階にある生徒ホールは、アイスや飲み物を買ったり、ピアノを弾いたり、生徒たちが思い思いに過ごせる憩いの場です。近年の老朽化を受けて、生徒ホールの机や椅子、ごみ箱まであらゆるものを生徒自らの手でデザインし刷新する本プロジェクトが立ち上がりました。インテリア・デザイナーの赤間文子先生を講師としてお迎えし、全4回のワークショップを通じて、立候補した18名のメンバーを中心にデザイン案を形にします。他にも、取材班やサポートメンバーも共に活動を展開していきます。
今回から二週にわたって、プロジェクトの全容を前編・後編に分けてご紹介していきます。(※生徒ホールの完成は、2026年秋を予定しています。)
9月に行われた第1回ワークショップは、まずはメンバーの自己紹介に始まり、ブレインストーミング、ホールの採寸、そして現況把握を行いました。自己紹介では、「デザインに興味があったので今回のプロジェクトに参加した」と話す生徒が多く、皆意気込み十分でワークショップが始まりました。
続くブレインストーミングでは付箋が配られ、「理想の生徒ホールとは」「今の課題点は」というトピックで班ごとに自由に意見を出していきます。特に多かった意見としては、「統一感がない」「椅子や机が使いにくい」「リラックスできる場所がほしい」といったものが挙げられました。
次に、壁(横幅)の長さ、椅子、机の高さなど生徒ホール全体を採寸し、より現実的な設計にするための情報収集をしていきます。さらに採寸した棚や机の位置を平面図に落とし込み、整理しました。その後、現在の生徒ホールの利用状況について、「いつ」「誰が」「どのように」生徒ホールを利用しているかといった現況把握を進めました。
11月に行われた第2回ワークショップでは、3つの班に分かれ、前回挙がった問題点や要望を「ゾーニング」の観点で検討し、レイアウト案を作成しました。「ゾーニング」とは空間を用途や機能によって区分けしたり家具を配置したりすることです。
まず、赤間先生から「目線の高さに目立つものを設置し空間を引き締める」「一人でも大人数でも使いやすくする」といったプロの視点をアドバイス頂き、色と素材を一つのボードにまとめる「カラースキーム」という手法を教えて頂きました。
次に、各班でイメージの共有を行い、レイアウト作成に取りかかりました。「様々な人のニーズを反映するのが難しかった」という意見が多く、初めての作業に苦戦する一方で、「他学年や他部活の人たちとの話し合いだからこそ、自分では思いつかない様々な意見が出た」という多様なメンバーが集まるプロジェクトだからこその成果を感じられる感想も寄せられました。
そして、完成したレイアウト案の発表では、どの班もブックポストやお弁当配布ワゴンの設置場所を工夫し、混雑解消を目指していました。
「一人でも大人数でも使いやすくする」という課題に対しては、少人数用と大人数用の机椅子を設置する班もあれば、可動式の机椅子にする班もありました。また、そのほかの工夫として、ドーナツ型のソファで収容人数の増加を図ったり、掲示板も兼ねたパーテーションなど機能性の高いツールを提案する班もありました。さらに、印象的な空間にするためにS字型のソファを考案する班や、学校全体の調和を意識して、あえて他の場所と同じ長椅子を設置する班などが見られ、それぞれオリジナリティあふれる案が作成されました。
ワークショップ終了後、赤間先生からは宿題として、コンセプトを明確化し、レイアウトの詳細をつめていくことが与えられ、いよいよプロジェクトは本格的な段階に入ってきました。
採寸の様子

皆でブレインストーミング中

採寸して得られた情報を平面図に落とし込んでいきます

レイアウト案の一例














