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仲間と語り、自分に出会う-卒準が紡ぐ3日間(5/8UP)

2026.05.08

[行事]

3月下旬、県外の宿泊施設にて23日にわたりS2(高2)の「卒業準備の会」(以降「卒準」)が行われました。
本行事は、生徒たち自身がテーマ、内容を企画し、しおり作成や諸連絡、当日の司会進行まで担うという、フェリス生活の集大成ともいえる行事です。幹部学年として一年間学校を率いてきたS2は、その中で互いにアイデアを出し合い、時には衝突もしながら、様々な経験を積み成長してきました。そうして絆を深めた同級生たちと寝食を共にしながら、これまでの5年間の歩みをじっくりとふりかえり、4月から始まる最後の1年間、そしてその後の人生を考える大切な時間となります。

秋頃から有志の生徒たちによって準備が始まり、テーマの検討やクラスでのディスカッションを幾度も重ねながら、ゼロから行事を創り上げてきました。今年のテーマは「This is me -未来をつくる私たち-」です。
卒準を通して、自信をもって人生を歩むために何が必要なのか、自分はどのような存在で、どのように在りたいのかを見つめ、仲間とともに深く考え、語り合いたい——そうしたS2たちの思いが、このテーマに込められています。

宿に到着し開会礼拝を守った後、アイスブレイクとして「フェリス版! 人生すごろく」を楽しみました。スタート地点の「フェリス入学」から「30歳の自分」というゴールまでの道のりをすごろく形式でたどっていく、卒準委員が考案したオリジナルのゲームです。途中のマスでは「大学入学:4が出たら浪人、3マス戻る」や「転勤を打診される」など、これからの人生で待ち受ける様々なハードルも織り込まれ、生徒たちは大いに盛り上がっていました。
その後「5年~10年後の自分」について、グループディスカッションをし、友人との語らいの中で様々な可能性を考えていきます。

2日目の目玉企画は先生インタビューです。6名の先生方に協力して頂き、事前に収録したインタビュー動画をみて、さらに担任団5人も登壇し、「なぜ教師になろうと思ったのか」「人生のターニングポイント」「学生時代にやっておいた方が良いこと」など様々なトピックでお話を伺いました。
これを受けてのディスカッションでは、生徒たちの中から「当たり前のことなんだけど、先生たちも人間なんだなって思った。先生は「先生」という生き物だと思ってきたから。そう考えると、親だって自分たちと変わらない人間なんだよね。子育ても初めての経験で、間違えたり、悩んだりすることもあるよね。」といった感想が出てきました。17歳という多感な年頃ですが、こうして少しずつ他者へのまなざしを深め、自分自身のあり方についても考えを巡らせていく姿に、大きな成長を感じさせられました。

3日目は、この会の総まとめとして全体会を行いました。
これまでの気づきや考えたことを振り返り、「自分とは異なる人とどう関わっていく?」「自信を持つために大切な要素は何か?」など、問いを投げかけ、様々な意見を出し合います。
「フェリスで過ごした5年間で、考え方・行動の仕方はどう変わった?」という問いに対しては、「1歩先のことを考えて動ける子が多い。自分に無いものをたくさん持っていて、皆と過ごすたびに、自分の中の何かが増えていった。」「調和が大事だと思うようになった。ただ空気を読んで他者に合わせるという「調和」ではなく、意見を言い合って着地点をみつけていく「調和」をフェリスで学んだ。」といった意見が出されました。1時間半にわたり意見が途切れることはなく、あっという間に帰る時間となってしまいました。

このような場においても臆せず自分の考えを述べることができるのは、何を言ってもこの仲間たちには受け入れてもらえるという安心があるからこそです。ここで得た経験が、自らを見つめ、他者と向き合い続けるための礎となり、それぞれの未来へと確かにつながっていくことを願っています。

卒業委員たちが何度も議論を重ねて、会をリードしていきます

大盛り上がりとなった全体会

ご飯タイムも笑いが絶えません

S2制作:THIS IS MEが完成しました

共に過ごした時間が宝物です