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バングラデシュの現場から-医療宣教師講演会(2/6UP)

2026.02.06

[プロジェクト]

冬休み明け間もない1月の放課後に、バングラデシュ医療宣教師の近藤恵さんをお招きし、*国際教育講演会を実施しました。

近藤さんは、日本での病院勤務を経て、リーベンゼラ世界宣教会の医療宣教師としてバングラデシュのミッションホスピタルにおいて外科医として17年間勤務されました。この講演会では、バングラデシュの一般情報(場所、人口、宗教、産業、識字率)とあわせて、イスラム圏・開発途上国における医療従事者としてのご経験を、クリスチャンドクターの視点からお話ししていただきました。
日本の一般的な外科医療現場ではなかなか出会うことのない患者さんの手術、限られた医療設備での対応など、ご本人が直面されたご苦労、また、その先々で与えられた人との出会い、困難を通して神様がどのように働かれたかをお話いただき、メディアの情報だけでは限界のある「現場の生の声」が、近藤さんを通して生徒たちに届けられました。
医療分野に進みたいと考えている生徒だけでなく、異文化で働くこと、多様性の中で他者を愛するとはどのようなことかを、多くの生徒が考える機会となりました。そして、自分に与えられた賜物を他者のために用いていくことについて、参加者一人ひとりが考え、勇気を得る機会となりました。
最後の質疑応答では、生徒たちから時間いっぱい質問が出ましたが、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。「(お話の中にあった)挫折をどのように乗り越えたのか」という質問には、「違う宣教団の宣教師に辛い経験を話すことができたこと、さらに日本に帰国してから、サポートしてくださる教会で何回も何回もその経験を語る中で癒されていった」、また、「『神様があなたを連れてきてくれた』と言われたときに大きな喜びを感じた」とお答えくださいました。また、「長い間働けたのは、サポートしてくれる人々がいたからこそ。これが医療宣教師のよいところ。行ってよかったと思えるのは、このようにサポートしてくれる人々を神様が備えて下さり、ご計画の一部に自分を用いて下さった喜びがあるからです。」という言葉が印象的でした。

<講演会後の生徒の感想>
・バングラデシュで医療活動を行うという大変なことをなさっているのに、ゆっくりと落ち着いて話してくださった姿が印象に残りました。現地の写真をたくさん見せてくださり、とても貴重な機会になりました。開発途上国での医療は、昔の日本での医療に共通するところがあるのだと知りました。
・開発途上国、またそれに類する国々では、公衆衛生や医療の面でも成長する必要が強くある一方で、深刻な医師不足や教育機会の不足に悩まされているのだと知り、それを解決するためにできることを考えさせられました。 専門の科以外の処置でかつ機器の種類が少ない、さらに慣れない環境で患者に処置をするということは日本ではないとても難しいことだと思いますが、その環境に身を置き、患者のために尽力されていたということに感動しました。 自身の進路を見直すきっかけとなりました。
・バングラデシュでの医療現場の日本と比べて過酷なところが印象に残りました。また、近藤さんのアクティブな面が素敵だと感じました。
・現地の医療では専門でない手術をするなど総合医としての医療を体験したと聞いて印象に残りました。さらにはバングラデシュという国で日本にはない設備や環境に対応して、また医療宣教師という立場で現場に立ち会い、医療に恵まれない方を助けているということを聞いて感銘を受けました。
・ユニセフなどの支援がバングラデシュの医療現場で赤ちゃんをあたためるのに使われていると知り、世界の医療に募金活動などで貢献できることを知れたのも良い機会になりました。興味のある国際医療について知る貴重な機会となりました。
・国境なき医師団などの国際的な医療活動に興味があったので、経験者の方にお話を伺えて良い機会でした。


*国際教育委員会では、異文化理解および国際交流を目的として毎年講演会を実施しています。