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【生徒作成記事】ハイキング部 夏のアルプス縦走(11/14UP)

2025.11.14

[クラブ活動]

ハイキング部では毎年、夏休みに泊りがけで登山を行います。今年は中央アルプスに位置する木曽駒ケ岳に、4日間かけて登ってきました。合宿に向けた準備から合宿本番までの模様をご紹介します。

【事前準備】
4月初め頃から、通常よりトレーニング内容を厳しくしていきます。普段から脚力や持続力を鍛えるために石段ダッシュ等を行っていますが、特に走る量を増やすことで持久力の向上を目指します。
合宿直前には調べ学習も行いました。合宿を安全に行うために何ができるかを考えた末、合宿初参加のJ2(中2)の部員に、1913年に木曽駒ケ岳で起きた集団遭難事故について調べると共に部内発表をしてもらいました。
実際に起きた事故をもとに、同じルートを歩く自分達が注意すべきことはなにかを皆で考え、個人が持つ安全意識がチーム全体を守るということを、改めて共有することが出来ました。


【合宿本番】
誰一人欠けることなく、部員36名と顧問の先生方4名の総勢40名で合宿をスタートしました。
近年気象の変化が激しくなっているため、2日目以降は例年以上に天候を見極めながらの登山となりました。
午後の発雷確率が高いことから、バックアップの行程案であったロープウェイを使用しての短時間の行程に急遽変更しました。さらに、雲の流れから天候の悪化が見込まれたため、その場で行程を一部割愛することを決めて歩調を速めるなどしました。慌ただしくはありましたが、天候の急な変化の危険性や、常に天候に注意を払い臨機応変に対応する事の重要性、部員の団結力の大切さを改めて実感できる4日間になりました。

緊張する場面も少しありましたが、雨にも降られることなく、日の入や日の出、虹、そのうえ雷鳥に出会えるという幸運にも恵まれました。美しい景色は、厳しい登山の中でエネルギーと安心感を与えてくれるものです。部員皆が初めて山で雷鳥に会う事が出来て、幸せな合宿になりました。加えて、山小屋においてもスタッフの方々や他学年の部員との交流も含めとても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
宿泊先等でお世話になった全ての方々、本当に有難うございました。皆様のおかげで、最高の合宿にすることが出来ました。

【景色について】
晴天に恵まれ多くの絶景を見ることが出来ました。以下はその一部となります。

稜線を歩く(雲海が美しい)

雷鳥(親鳥と雛2羽)

千畳敷カールの花畑