７月下旬、有志団体「エコツリー」の生徒たちが江の島海岸でビーチクリーン活動を行いました。「エコツリー」は多様な環境問題について自ら学び、情報発信してゆくことを目的とする有志です。

午後４時、まだ強い日差しの残る砂浜は、海水浴客や観光客でにぎわっていました。その横で、生徒たちは海風を感じながら砂浜を歩き、一つひとつ丁寧にゴミを拾い集めていきます。初めは和気あいあいと喋りながらやっていましたが、途中からは一心不乱にゴミ探しモードへ。活動を終えるころには、袋いっぱいのゴミを集めることができました。
大きなゴミは少なかったものの、拾い集めたのはお菓子の包装やペットボトルのキャップ、陶器の破片など、私たちの日常生活から生まれたものばかりでした。普段の暮らしの延長がそのまま海に届いていることを実感しました。

活動後、生徒たちはこのゴミを持ち帰り、各自で分析を行い、海洋ゴミ問題について考えを深めていきます。11月の文化祭では展示を行い、活動の成果とともに身近な環境問題を多くの人に伝えていく予定です。夏の海での実践が、生徒たちの次の発信へとつながっています。