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創立155周年記念式・講演会(6/19UP)

2025.06.19

[行事]

5月末日、創立155周年記念式・講演会がカイパー記念講堂にて執り行われました。

創立記念礼拝として、最初に聖書朗読、校長による式辞や聖歌隊・ハンドベルクワイアによる賛美がなされました。加えて今年は、学院150年史編纂委員を務める武尾先生から「戦時下のフェリスとキリスト教」と題して講話もあり、関東大震災や世界大戦という過酷な試練を乗り越え、懸命に教育を繋いできた本学院の長い歴史を改めて実感するときとなりました。


続く創立記念講演会では、卒業生である宮城まり子氏に、「将来のキャリアについて一緒に考えませんか ~何を大切に生き・どのような仕事をし・自分を活かすのか~」という題で講演をしていただきました。
宮城先生はフェリスを卒業後、大学・大学院で心理学を学び、「臨床心理士」として精神科や心療内科で長く勤務されました。同時に並行して大学教員として心理学を教え、キャリア支援に興味関心を強く持ち、アメリカの大学院(キャリアカウンセリングコース)に研究留学され、帰国後はキャリア心理学研究所を開設されました。現在は国家資格キャリアコンサルタントの養成や、企業内にてメンタルとキャリアの総合的支援のカウンセラー等を行っていらっしゃいます。

講演では、J1(中1)からS3(高三)までの全校生徒に、女性が働き続け、キャリアを構築することの重要性を様々なデータを示しながら語ってくださいました。
今は学歴よりも個人の「キャリア」が問われる社会に変化しているそうです。どこの大学を卒業するかよりも、「何ができる人」なのか、どのような「専門性」をもっているのか、どのような「強み」があり、どのようなスキル・知識・経験を活かし社会や他者に「貢献できる人」なのかが問われます。
そうした自分の強みを探し、身につけていくために、大学で何を学ぶべきかを中高のうちからしっかり考え抜いて、自分の足で立って、自立した人生を選び取って欲しい。人生は誰にとっても1回きり。Go for it!と熱いメッセージを頂きました。
宮城先生は日々、人の心に寄り添うお仕事をしながら、子ども食堂のお手伝いもされているそうで、フェリスのスクールモットーであるFor Othersを体現された生き方に、生徒たちも大変感銘を受けていました。



 

武尾先生による講話

聖歌隊の奉仕

宮城先生による創立記念講演会

先輩からのメッセージに真剣に耳を傾ける生徒たち