授業探訪:「音楽」~初めての校歌練習~(5/22UP)
2025.05.22
[授業]
フェリスでの学校生活は、日々の礼拝での讃美に始まり、いつも音楽にあふれています。年に一度の全校合唱コンクールでは、各クラスの練習成果が存分に発揮され、学年があがるにつれ、声量・技量・表現力がどんどん高まっていくのがわかります。本日は入学したばかりのJ1(中1)「音楽」の授業にお邪魔し、美しいハーモニーを奏でる秘訣を探りました。
音楽科では、今年度からの新しい試みとして、クラスを分割し少人数での読譜指導を行っています。礼拝で歌う讃美歌は、毎日異なる曲が選ばれるため、自分で楽譜を読む力が必要となります。音の高さや長さ等の知識を確認し、それを瞬時に判別できるように練習します。
基礎を学んだあとは、いよいよ実践練習がスタート。今日は初めて校歌を歌います。フェリスの校歌は『ラジオ体操第二』や『ぞうさん』で知られる團伊玖磨氏が作曲し、格調高いメロディーと、美しいピアノの伴奏が特徴です。当時中高の国語科教員であった英康子氏による歌詞には、本校の伝統とキリスト教信仰が深く刻まれており、多くの生徒たちに長年愛され、歌い継がれてきました。
最初は自信なさげに歌うJ1でしたが、入学式で初めて聴いた校歌の感想を尋ねると、「とっても格好良かった!」「パイプオルガンとピアノの伴奏も迫力があった!」と絶賛しており、歌いたい気持ちは満々です。幾度か繰り返すうちに徐々に声も大きくなり、創立記念式典での合唱を目指して、練習は続きます。
光あふれる音楽室

読譜練習
