授業探訪:「家庭科」~デジタル×栄養~(12/19 UP)
2024.12.19
[授業]
先月、J1(中学一年生)家庭科において、iPadを用いて栄養バランスの計算を行うという授業が行われました。J1家庭科ではこの時期、生徒たちが自らの生活をより健康なものにしてゆくことを目標に、食材を四つのグループに分けて栄養のバランスを計算する「四群点数法」というメソッドを学びます。
今回の授業では、インターネット上の四群点数法計算ウェブサイトを利用しながら、生徒たち自身で栄養バランスの取れた献立を一から作成するというグループワークに取り組みました。どのグループも、まずは大枠のメニューを決め、その中に含まれている栄養素の点数を計算した上で、不足する部分を新たな品で補うという方針を取っていました。
どのグループもにぎやかで、「ご飯はおかわりしてもよいですか」や「栄養バランスが取れていたら、ちょっとおやつが多めでも大丈夫ですか」などの質問も飛び交うなど、多くの生徒が今回のワークを「自分ごと」として楽しんでいる様子もうかがえました。また、打ち込んだ献立の点数は自動で計算されてゆくので、生徒たちからするとリアルタイムで自分たちの献立をバージョンアップしている感覚があったようで、献立を変えて結果が出るたびに大盛り上がりでした。
さらに、生徒たちは計算サイトへのアクセスにとどまらず、レシピサイト等にアクセスして食材の量や調理法のデータを探したり、入れたい食材から逆引き検索してぴったりの料理を探し出したりと、iPadを自由自在に活用している様子も見受けられました。
授業の最後には各グループで完成した献立を発表しあい、「どのグループの献立が一番食べてみたいと思うか」の投票も行われました。授業時間がお昼休み直前だったこともあってか、どの班の献立にも「全部おいしそうに見える!」や「このメニューが食べたい!」など歓声が上がり、最後まで活気にあふれた授業でした。
食事についてしっかり考え、よりよい栄養バランスを目指してゆくことは、健康的な生活の礎です。J1のうちに学んだことをもとに、彼女たちがこの先も日々健康に過ごし、その上で実りの多い学校生活を送ってゆけることを願っています。



