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【生徒作成記事】クラブ合宿紹介 化学部2023

2024.10.14

[クラブ活動]

【合宿責任者の生徒による化学部の合宿レポートです。※2023年度】

約4年ぶりとなる2泊3日での合宿を行いました。7月25日から27日、3日に亘って茨城県のつくば市に宿を取り、J2(中2)からS2(高2)の40名で施設見学をしました。その模様をご紹介します。

●国立印刷局

国立印刷局では主に紙幣の印刷が行われており、2024年7月から発行される新一万円札が印刷されている様子を見ることができました。
工場内は紙幣の印刷に使われる特殊なインクの独特な匂いが漂っていましたが、化学部部員の鼻は薬品に強かったようで、スムーズに見学を進めることができました。
展示コーナーでは一億円を実際に手に持つコーナーがありました。重さが10kgほどあり、持ち上げるのでやっと。外へ持ち出すことに成功した部員はいませんでした。
施設内を巡りながら、施設内に点在する銅像や建物、紙幣にまつわる歴史や技術などを教えていただき、普段目にすることのできない場所であることもあり非常に印象に残る見学となりました。

●筑波宇宙センター

はじめに筑波宇宙センターについての説明VTRを数分見た後、バスに乗って敷地を一周しました。宇宙開発における最先端の技術が集まる現場を実際に見て部員は大興奮でした。きぼう運用管制室では実際に宇宙と通信している現場を見学し、遠い宇宙が急に近くに感じられ、感激しました。見学の道中では宇宙飛行士選抜試験で実際に使われた施設を見ることができ、タイムリーな話題であったことも相まって、とても楽しい見学となりました。

多くの化学部員がお土産として宇宙食やロケットのバッジなどを購入していました。部員情報によると、いちごアイスの宇宙食がなかなか美味しかったとのことです。

●グリコピアイースト

PRETZやポッキーなどグリコの目玉商品の生産過程を実際の工場のレーンに沿って見学した後、グリコの歴史や豆知識に関するクイズを楽しみました。優勝者には景品があったためか、部員たちは学年の垣根を超えて白熱した戦いを繰り広げました。優勝したのは年の功があるはずのS2(高2)ではなくJ2(中2)でした。

見学の道中では目の前で今まさに作られているPRETZを試食する機会があり、その美味しさに部員たちはこぞってPRETZとポッキーをお土産に購入していました。
また、工場見学のお土産としてパッケージに工場の写真がプリントされたPRETZをいただきました。バスでの移動時間が長く、疲れが溜まっていた部員は大喜びでした。

上記の工場見学の他にも宿ではJ3(中3)主催の親睦会で仲を深めたり、S2主催の化学勉強会ではS2自作のプリントに沿って文化祭で行う実験について学んだりなどしました。

昨年と比べ工場見学先を大幅に増やすことができたほか、親睦会や勉強会を合宿中に行うことができたため充実した三日間を過ごすことができました。普段は行くことのできないような場所の見学ができるのが夏合宿の醍醐味です。