神奈川近代文学館訪問―S2・S3選択国語(9/12UP)
2024.09.12
[授業]
神奈川県は明治以降、夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、川端康成、太宰治など、日本近代文学史に欠かせない作家たちと深い縁があり、さまざまな文学作品が生まれ、その舞台となってきました。学校から歩いて20分、港の見える丘公園を抜けた先にある「神奈川近代文学館」では神奈川に関係のある作家や文学に関する貴重な資料を保存・公開しています。
今年も、高2、高3の生徒が近代文学館を訪問しました。高2の選択国語表現研究と現代文演習受講者、高3の選択国語表現研究受講者です。行き帰りは横浜ゆかりの作家・中島敦のお気に入りだった散歩道を通って文学館に向かいます。道すがら、教会、西洋館、外国人墓地などを眺めながら、友人とのおしゃべりも楽しみのひとつ。文学館についてからは学芸員の方に文学館のバックヤードや常設展、並びに企画展〈庄野潤三展〉に関する講義をしていただきました。その後各自でじっくりと展示を見学します。
フェリスでは、中1・中2で日本近代文学の多読をし、文学に慣れ親しみます。その上で中3・高1で作家・作品研究に取り組み、文学史も丁寧に学んでゆきます。お気に入りの文豪や親しみのある作品に関する資料に興味津々、時間が足りないくらい夢中になって展示を見入る生徒もいました。
よく話を聞いて、中島敦お気に入りの散歩道へ出発!

大佛次郎記念館

近代文学館玄関

見晴らしのよい霧笛橋を通って帰ります
