奉仕を考える(11/13 UP)
2023.11.13
[ホームルーム]
フェリスの中学3年生は、40年以上も前から毎年奉仕活動に取り組んできました。
もともとは生徒たちの話し合いから生まれた自発的な取り組みであるこの奉仕活動。
学校のモットーである「For Others」の精神を、何らかの形で世の中に還元したいという先輩たちの意思が込められた活動であると言えます。
中学3年生での本格的な奉仕活動の実施に先立ち、中学2年生が奉仕やボランティア活動について考えて発表する取り組みをホームルームの時間に行いました。
初回はまずグループに分かれ、世の中にはどのような社会問題や課題が存在しており、どのような支援方法が考えられるかを考えました。
思いついたことを自由にマインドマップに書き出したら、その中でも特に調べてみたい社会問題や課題をグループごとに決定します。
続いて2回目の活動では、前回選んだ社会問題や課題に実際に取り組んでいるボランティア団体やその取り組みの内容を手分けして検索し、グループ内で共有しました。さらに、共有されたものの中でも特にクラスに紹介したい活動、あるいは自分たちで新しく考えた取り組みを一つ決め、発表に向けて役割分担をしながら原稿やスライドの作成に取りかかります。
そして最終発表日。「支援活動の提言~中高生にできること/新しい取り組み」と題し、各グループが各自の探究の成果を発表しました。独自の視点を持ち、現代社会を取り巻く課題に対して自分たちができることを真摯に語る生徒たちの姿が印象的でした。
また、友達の発表を通じて、これまで意識していなかった社会問題に対して関心を持った生徒も多くいたようです。
今後も、奉仕やボランティア活動を考えるホームルームの取り組みは続きます。
こうした活動が、他者のために、そして社会のために、一人ひとりが広い視野を持って行動していくための糧になることを願います。
社会問題とその支援方法を考える
マインドマップ
ボランティア活動を調べ、中高生にできる取り組みを考える
グループで共有
最終発表
最終発表
最終発表
いま自分たちにできることは?