【歴史探訪】デイジーオルガン (8/14UP)
2025.08.14
[歴史]
毎朝の礼拝で美しい音色を響かせている、カイパー記念講堂のパイプオルガン。
中高同窓会「フェリス白菊会」(White Daisy Association)の尽力によって2010年に誕生したこのオルガンには、「デイジーオルガン」という愛称がついています。
デイジーオルガンの制作を担当したのは、フランスのガルニエオルガン工房です。
フランスで組み立てられたパーツは船で横浜港に運ばれ、トラックに乗ってフェリスにやってきました。
フランスから来日した4名のスタッフが学校の近くに泊まり込み、カイパー記念講堂で行われる日々の教育活動の合間を縫って少しずつ組み立て作業を進めました。
なお、装飾の唐草文様には愛らしいデイジーの花が加えられています。
また、クリスマス礼拝で歌うハレルヤコーラスの最後などの特別なときには、オルガンの正面に設置された星の装飾がキラキラとした鈴の音と共に回転します。
記事下部よりパイプオルガンとピアノによる校歌の演奏音源をお聴きいただけます。
デイジーオルガンの奏でるあたたかく豊かな音色とピアノの華やかな音色のハーモニーをお楽しみください。
<参考資料>
「奨学会ニュース」第88号、p.5 2021年2月
<音源はこちら>
収録CD:学校法人フェリス女学院制作「フェリス女学院 校歌」2012年
「8.パイプオルガンとピアノ」(パイプオルガン:大浦邦子 ピアノ:山本紗英子)

デイジーオルガン
デイジーの花の装飾
星の装飾(正面中央)
カイパー記念講堂