６月下旬、放課後の大教室にてトルコ大使館講演会が行われました。
駐日トルコ共和国大使のコルクット・ギュンゲン氏を講演者としてお迎えし、全学年から希望者が参加しました。
政治・歴史・地理・文化などのトルコに関する基礎知識や、震災における支援を含めたトルコと日本の関係、トルコの周辺地域の情勢など、お話していただいたテーマは多岐にわたります。
講演はトルコ語で行われ、スムーズな逐次日本語通訳がつきました。

国土がアジアとヨーロッパにまたがるトルコは、豊かで多様性に富んだ文化を持つ国です。
コーヒーを飲み終わった後にカップの底に残った粉の模様で占いをするといった独自の文化もあり、生徒たちは大いに関心を持った様子です。
トルコと日本には思った以上に深い友好関係があることを知り、トルコをより身近に感じるきっかけとなったという声も聞かれました。

ユーモアを交えたわかりやすいお話に加え、質問にも丁寧にお答えいただき、大変充実した講演会でした。
トルコで生まれ育ち外交に関わっていらっしゃる方のお話を直接伺うことで、生徒たちは普段の授業の中で学んだ知識を深めつつ新たな視点を得ることができたようです。
身近な文化から国際情勢まで、トルコという国を深く知る貴重な機会となりました。

なお７月には、２月に発生したトルコ・シリア地震で被害に遭われた方々のための募金活動を生徒ホール前で実施しました。
世界に目を向け、自分たちにできることから行動を始めようとする生徒たちの姿が頼もしく感じられます。