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「いざというとき」のための災害体験レポート(3/13 UP)

2023.03.13

[授業]

地震や台風、津波や噴火。「いざというとき」は突然やってきます。

中学2年生の保健の授業では、自然災害によるけがの防止について学んできました。
しかし、東日本大震災が起きた時にはまだ幼く、当時のことをほとんど覚えていない生徒たちにとって、自然災害の脅威を実感するのは簡単なことではありません。
そこで、自然災害をより身近なものとして捉えるために、災害発生時の行動をシミュレーションする災害体験レポートを作成しました。

生徒たちは、非常食の試食をしたり、できるだけ水を使わない1日を過ごしたり、ハザードマップを確認して学校からの帰宅ルートを考えたりと、さまざまな体験をしています。
作成したレポートをもとに授業内で発表を行い、災害時を疑似体験した感想や、友達にも伝えたいことなどを共有しました。

段ボールベッドや災害用ランプを自作した生徒や、非常用持ち出し袋を背負って避難場所まで歩いた生徒もおり、フェリス生の探究心の強さや行動力が発揮されていました。
レポートを作成したのは冬休みだったため、ご家族で災害への備えを再確認したというケースも多くあったようです。

生徒たちは、図やイラストなどを使った見やすくわかりやすいレポートを作成していました。
また、友達の発表を聞くことで、災害時に役立つ知識が増えるとともに、効果的な発表の仕方を学ぶことができたようです。

「いざというとき」のための備えの大切さを改めて実感し、行動に移す貴重なきっかけとなりました。


 

グループ内で発表

「いざというとき」のために

災害時を想像しながら聞く

最後はクラス全体で発表会

災害時用トイレの実験

袋調理

新聞紙でスリッパと食器を折る

災害時のご飯の炊き方