筝を奏でる(3/6 UP)
2023.03.06
[授業]
音楽室から、雅やかな音色が聞こえてきます。
中学1年生の音楽の授業で、筝(そう)の演奏に挑戦しました。
生徒たちはすでに、お正月明けの授業で筝曲「六段の調」(八橋検校作曲)を鑑賞し、筝について学んでいます。
今回の実習で演奏するのは、日本古謡の「さくらさくら」。
8台の筝を音楽室に出し、交代で奏でます。
短い時間でコツをつかんだ生徒も多く、よく響く音でなじみ深いメロディーを披露していました。
ただし、爪の付け方や弦の押さえ方などに悪戦苦闘する生徒もちらほら。
耳で聞くことと体験してみることとの違いを味わうのが、実習の価値であり面白さです。
左手の3つの奏法(引き色、後押し、押し手)にも挑戦し、音の高さや余韻を変えながら、表情豊かな演奏をしました。
なお、高校1年生の音楽選択の授業では、半年間かけてじっくりと筝や三味線を学ぶことができます。
音楽選択の受講生には、中学での授業をきっかけに和楽器に興味を持ったという生徒も多いそう。
日本の伝統音楽に対する関心の種を、大切に蒔いています。
爪の装着