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細胞分裂の観察(3/3 UP)

2023.03.03

[授業]

中学1年生の理科2の授業では、生徒たちが顕微鏡を覗き込み、タマネギの根の先端近くで細胞分裂が起きる様子を観察しています。

植物の根の先端に近い部分には成長点があり、活発な細胞分裂が行われています。
観察の準備として、まずタマネギの種子を発根させ、薬品を使って細胞の活動を止め(固定)、ばらばらにしました(解離)。
続いて、観察しやすいように染色した根の先端部を切り取って押しつぶし、プレパラートを作ります。
このプレパラートを顕微鏡で観察すると、様々な分裂段階の細胞を見ることができます。
染色体(細胞の中に見られるひも状のもの)の状態によって、前期・中期・後期・終期の細胞を区別し、スケッチしました。

中学に入学して間もない4月からしばらくの間、生徒たちは別の顕微鏡を使っていました。
今回新しく使った顕微鏡は、より高性能で細かいものもはっきりと見える反面、ピント合わせが難しく、扱いが簡単ではありません。

しかし、生徒たちは、以前顕微鏡を使った経験を生かしてスムーズに観察を行い、鮮明なスケッチを完成させていました。

細胞分裂の様子を実際に見るのは初めてという生徒が多く、肉眼では見えないミクロな世界に感動した様子でした。

 

理科室にて

新しい顕微鏡

プレパラートの作成

前期・中期・後期・終期の細胞を探そう

細胞分裂の様子をスケッチ

生徒の描いたスケッチ