文字サイズ

  • 標準
  • 大きく
MENU
CLOSE

修養会(高校1年生)(11/2 UP)

2022.11.02

[行事]

9月上旬、静岡県の宿泊施設にて、2泊3日にわたり高校1年生の修養会が行われました。
今年のテーマは「生きる――羅針盤を持って Be Ambitious!」。
主要聖句は、マタイによる福音書5章16節「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい」でした。
講師として、日本基督教団鳥居坂教会の野村稔先生に来ていただきました。

―1日目―
集合時間は13時。石川町からバスに乗り込み、静岡県に向かいます。
宿泊施設に到着後、講堂にて開会礼拝を行いました。
礼拝の後は、野村先生による最初の講演です。「自身の存在」、「他者の存在」、そして「この世の危機」についてお話をしていただきました。
続いて、クラス内で7~8人のグループになり、他己紹介をし合った上で、「ありがとう」と言われた記憶についてのディスカッションを行いました。
食堂で夕食をいただき、入浴を済ませた後は、講堂にて2人の生徒による感話を含む夕拝の時間を持ち、部屋に戻って眠りにつきました。

―2日目―
6時半に起床し、講堂にて朝拝とストレッチを行った後、食堂で朝食をいただきました。
その後、野村先生より2回目の講演をしていただき、「限りある時間」、「道の開き方」、「人の喜び」、そして「持つべきもの」についてお話を伺いました。
続いて、クラスの垣根を越えたグループディスカッションを行いました。
修養会前のHRの時間に講師の先生からの課題として書いていた、「今、世界に必要なことは何か。そのために自分は将来どのようなことをしたいか」という作文を発表し合い、意見交換を行いました。

昼食後は、体育館でのレクリエーションとして、学年全体で先生クイズやゲームを行いました。
続いて、講堂に移動して賛美の集いが行われ、先生や生徒による楽器の伴奏に合わせながら、皆で声を合わせて歌い踊りました。
その後、第二次世界大戦中に強制収容所に送られたユダヤ人の父親が幼い息子を守ろうとする姿を描いた「ライフ・イズ・ビューティフル」という映画を観賞しました。
夕食と入浴の後は、生徒2名による感話を含む夕拝を行い、就寝しました。

―3日目―
起床後、朝拝とストレッチを行い、朝食をいただいてから、各自の部屋で荷物整理をしました。
講堂にて朝9時から行われた全体会では、これまでのディスカッションを踏まえて、学年全員で話し合いを行いました。
誰かの意見に誰かが応え、そこからまた新たな疑問や意見が生まれて議論が深まっていくという、活発なやりとりが行われました。
その後、3日間の修養会のまとめとなる感想文を書き、閉会礼拝を行いました。

こうして全プログラムが終了し、バスの車内で静かに昼食をいただいた後、生徒たちから「皆で最後に『ハレルヤ』を歌いたい」という声が上がりました。
当初の予定にはなく、楽譜もありませんでしたが、もう一度全員で講堂に集合し、心を一つにして歓喜の歌声を響かせることができました。
そして、多くの思い出を胸に、石川町に向かって出発しました。


この修養会は、友達と「生きる」ということについて真剣に考え、話し合い、自分を見つめ直すことのできる良い機会となりました。
日常の喧騒を離れ、人生について徹底的に考えた経験が、一人ひとりが歩んでいく道の糧になることを願っています。