サステナブルなファッションにオリジナルのホテル。
中学2年生の理科2の授業で、生徒たちが自ら考えた地球温暖化の対策について発表しました。

これまで学んできた気象変動の問題を当事者意識を持って捉え、自分たちにできることを考えてほしいとの思いから生まれたこのプロジェクト。
5～6人のグループごとに、パワーポイントを使って、地球温暖化防止の助けとなるような製品やサービスなどを提案するプレゼンテーションが行われました。
司会や板書係、タイマー係の生徒を募り、発表会自体も生徒たちの手でてきぱきと運営します。
各グループの発表の後には、全員がパソコンを使って感想やフィードバックを送信する時間がとられ、互いの発表の内容や方法から学び合ったり、自分自身の発表への取り組みを振り返る機会が設けられました。

生徒たちは、バイオマスプラスチックや間伐材など、環境に配慮した素材や廃品を使った商品を考案するだけでなく、むやみに物を消費しないように自分たちの日々の行動を見直すことの大切さを訴えていました。
また、グループで共同編集して作成したスライドにはどれも工夫が凝らされており、寸劇やパペットを取り入れたユニークな発表を行うグループも見られるなど、仲間と意見を出し合う中で生徒たちの「伝える力」が大きく伸びていく姿を見ることができました。

気候変動に関する問題について、地球規模で考え、自分たちのできることを一つひとつ実現していく。
そのための足掛かりとなる独創的なアイデアの種がたくさん蒔かれた授業でした。