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エンパワーメントプログラム(中3~高2)(9/26 UP)

2022.09.26

[プロジェクト]

世界各国からの留学生と共に、英語を使ったディスカッションやプレゼンテーションに挑戦するエンパワーメントプログラム。
8月下旬の5日間にわたる活動に、中学3年生から高校2年生までの48名が参加し、様々なトピックについて英語で学び発信しました。

今回は、ジャマイカ出身のファシリテーターのほか、ルワンダ、インド、コロンビア、パキスタン、ナイジェリア、中国、マラウイ、ガーナ出身の8名の大学(院)生をグループリーダーに迎えました。
グループリーダーは英語母語話者ではなく、SDGs、ビジネス、サイエンスなど多岐にわたる分野で日本の大学(院)に留学しています。
グループリーダーは入れ替わるので、生徒たちは様々な国の学生と出会い、話を聞き、意見を交わすことができました。

数十分や一時間単位で重ねるディスカッションの中では、たびたび “Why do you think so?(なぜそう思うのですか?)”と聞かれました。
英語をツールとして使い、意見の言い方や聞き方を実践の中で深く学ぶ5日間となりました。

―1日目―
グループ名を決めた後、インド人のグループリーダーにデーヴァナーガリーというインドの文字で名前を書いてもらいました。
自己紹介をし、自分自身について3つのポジティブな面を語るアクティビティをしました。
午後には、各グループリーダーによるモデルプレゼンテーションを聞き、それぞれが夢の実現のために努力していることを知って大きな刺激を受けました。

―2日目―
Positive Thinkingについてディスカッションをしました。また、SDGsの中で自分にとって最も重要なゴールとその理由をプレゼンテーションしました。
午後のプロジェクトでは、グループリーダーと一緒に校内を回って英語で案内をし、自分たちの学校の魅力を世界に発信するプレゼンテーションを行いました。多くのグループが、図書館やカイパー講堂を誇らしげに案内していました。

―3日目―
アイデンティティについて考えました。互いに背中に貼ったシールに、その人を表す単語を書いていきました。
その後、書いてもらった語を見て、改めて自分のアイデンティティについて考え、プレゼンテーションを行いました。
午後には、SDGs のGoal 4 「質の高い教育をすべての人に」について話し合い、プレゼンテーションを行いました。

―4日目―
リーダーシップについて考え、プレゼンテーションを行いました。前に出て引っ張る人だけがリーダーではない、誰もがリーダーになれる、ということを学びました。
また、ファシリテーターの出身国ジャマイカのことを学びました。
その後、学ぶことの意義や、将来の目標について話し合い、最終プレゼンテーションに向けた準備を始めました。

―5日目―
ダイバーシティ社会についてディスカッションをしました。グループごとに、新しい国を創造し、国旗、法律などを作り、プレゼンテーションを行いました。
その後は、最後の個人プレゼンテーションに向けてひたすら練習を重ねます。
グループリーダーやファシリテーターにアドバイスをもらいながら、発表の仕方や内容を改善していきました。
また、5日間過ごす中で自然に学年を超えて生徒同士で練習を聞き合い、アドバイスし合う関係が生まれていました。
最終プレゼンテーションでは、一人ひとりが「プログラムの中で学んだこと、自分の変化、将来の夢」を自信を持って語ることができました。
修了証をもらうと、達成感に満ちた笑顔がこぼれました。


今年度は、プログラムを対面で実施することができ、人と人とが直接出会って話すことの意味がいかに大きいかを実感しました。
また、話し合ったり、一つのプレゼンテーションを作り上げたりする過程でも、その場にいるということ自体が刺激となり、互いの意見をより引き出すことができるのだということが感じられました。

参加した生徒たちは、様々な国からの留学生と、英語をツールとしてコミュニケーションをとり、ポジティブな考え方や自信を身につけることができました。
今後も視野を広く持ち、様々なことにより積極的に取り組んでいくことを願っています。

 

グループリーダー