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修養会(中学1年生)(9/12 UP)

2022.09.12

[行事]

「修養会」は、英語では”retreat”と言います。
「静かな場所へ避難すること」=「隠遁」を意味する言葉です。
せわしない日常を離れ、ゆったりとした心で、人と対話し、自分自身と向き合います。

中学1年生が、7月に学校で修養会を行いました。
テーマは「For Others ―フェリスのモットーを知る―」です。
校長先生が講師となり、聖書に登場する「善いサマリア人のたとえ」(ルカによる福音書 10章25~37節)を題材にして、「隣人」について学年全体で考えるひと時をもちました。

カイパー記念講堂での開会礼拝の後、校長先生の講演を聞きます。
イエス・キリストが語った「善いサマリア人のたとえ」について、地理的・歴史的背景も踏まえて解説を受け、「隣人とは」ということについて考えました。

HRに移動し、1回目のディスカッションに移ります。
5~6名のグループに分かれて、校長先生の講演を踏まえた話し合いをします。
それぞれのグループには、聖書箇所をもとにした名前を生徒たちがつけました。

続いて、2回目のディスカッションです。
今度は、クラス混合の約24名のグループでの話し合いを行いました。
講演や、1回目のディスカッションを通じて心に残っていることを一人ずつ話し、互いに感想を述べたり質問をしたりした後、講師である校長先生に聞いてみたいことをグループとして考えました。
大人数での話し合いも、司会が全体を見渡しながら進行し、書記が要点をわかりやすくまとめることで、スムーズに進んでいました。

ディスカッションの後は、昼食の時間です。
食前感謝の祈りを捧げてから、自分の机で前を向いて黙食します。
デザートにはアイスクリームが出ました。

食後は、カイパー記念講堂に移動し、学年全体でレクリエーションを楽しみます。
バイオリンやウクレレ、マラカスの演奏に合わせて、踊りながら歌い、賛美をしました。

続いて全体会が始まります。
ディスカッションで出た意見を代表の生徒が壇上で発表し、次にパネリストの生徒たちが意見交換をしました。
その後、各グループから出た質問を踏まえた校長先生からのお話と、さらなる質疑応答の時間も設けられましたが、多くの生徒が挙手し、意見や質問などを積極的に述べていました。
最後に、閉会礼拝をともに捧げた後、各HRへと移動し、この修養会を通じて考えたことを感想文としてまとめました。

修養会での話し合いは、たった一つの「正解」にたどり着くことを目指したものではありません。
自分の意見をしっかりと語るとともに、相手の意見によく耳を傾け、多様な考え方を尊重して深め合っていくことを大切にしています。
入学して3か月経った中学1年生の姿からも、対話を楽しみ互いの違いを認め合うフェリス生らしさを感じることができました。

 

講演

ディスカッションⅠ

ディスカッションⅠ

ディスカッションⅠ

ディスカッションⅠ

ディスカッションⅡ

ディスカッションⅡ

レクリエーション

全体会

全体会