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私たちの「クールジャパン」(9/20 UP)

2022.09.20

[授業]

外国人がクールととらえる日本の魅力を発信し、日本の経済成長につなげるブランド戦略「クールジャパン(Cool Japan)」。
2025年の大阪万博や、外国人観光客の受け入れを控える今、クールジャパンについて高校生たちがもう一度考え、ユニークな提案を行いました。

高校2年生の国語表現の授業では、文章を読むだけでなく、書いたり発表したりすることを通じて、総合的な表現力を養っています。
小論文の読解や執筆に加え、プレゼンテーション、ディベート、要約、創作の執筆など、様々なアプローチで言葉に向き合います。
今回は、4人グル―プに分かれ、自分たちの考えるクールジャパンの具体例を一つ取り上げて、それが外国人に魅力あるものとして受け止められる理由と、クールジャパンとして海外に発信することによる経済効果についてプレゼンテーションを行いました。
また、プレゼンテーションの後には、発表した内容を踏まえて各自で小論文を執筆します。

生徒たちがクールジャパンの具体例として選んだのは、文房具、新幹線、駅弁、風呂敷、和紙、くじ、生理用ナプキン、手ぬぐい、時代劇、日本食、弁当。
図書館やインターネットを活用して情報収集を行い、クールジャパン戦略の現状や、自分たちの選んだものの魅力や経済効果について、わかりやすいレジメやスライドを作成します。
また、原稿を作成する上では、自分たちが最も訴えたい内容を明確にし、聞き手の心をつかむようなキャッチフレーズを考えるなど、文字とは異なり一瞬で消えてしまう話し言葉でメッセージを伝えるための工夫をしました。

これまでの授業でディベートを経験している生徒たちは、聞き手に訴えかける方法をよく研究しており、声の出し方、目線の運び方、スライドの作り方などに大きな進歩が見られました。
また、入学してから5年間をともに過ごす中で、互いについての理解も深まっており、一人ひとりが得意分野を生かして、高校2年生ならではのチームワークの良さを発揮した活躍を見せていました。
プレゼンテーションの内容や発表方法などについては、聞き手の生徒がコメントシートを記入して相互評価を行っており、授業全体が大きなチームであるという姿も見られます。

これまで国語やその他の授業の中で積み重ねてきた調査や発表の活動の集大成ともいえるようなプレゼンテーションに、生徒たちの大きな成長を感じられた授業でした。

 

「手ぬぐい」のプレゼンテーション

「文房具」のプレゼンテーション

質疑応答

質疑応答