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フィールドワーク(中3)

2022.05.30

[行事]

新緑の北アルプスに、解放感に溢れた生徒たちの楽しそうな声が響きます。
中学3年生が長野県の上高地を訪れ、フィールドワークを行いました。
フィールドワークは、「総合的な学習の時間」の行事であり、美しい自然の中に身を置きながら、環境を守ることの大切さや、自然と人間とのかかわりについて考える貴重な機会です。
従来は2泊3日で行われていましたが、今年は、新型コロナウイルス感染予防のため、一学年(4クラス)を半分に分け、2クラスずつ各1泊2日の行程で実施しました。

―1日目―
朝早くに集合し、バスに乗り込みます。
密を防ぐため定員を半分としたバスに揺られること約6時間。
雄大な山並みに囲まれた木の温もり溢れるホテルに着きました。
礼拝をささげ、班ごとに分かれて大正池方面にハイキングに出かけます。
ガイドの方のお話を聞きながら、様々な植物を観察したり、梓川のせせらぎの音に耳を傾けたり、五感で大自然を満喫します。
残雪をまとう穂高連峰と、山々を湖面に映し出す大正池はまさに絶景です。
3時間ほどハイキングを楽しんだ後は、ホテルに戻り、夕食をいただきます。
一方向を向いての黙食ではありましたが、窓から見える上高地の風景を楽しみながら、美味しい食事に舌鼓を打ちました。
夕食後は、順番に入浴したり、ホテル内の売店でおみやげを購入したり、星空を観賞したりと楽しい時間を過ごし、翌日の行程に備えて眠りにつきました。

―2日目―
6時に起床し、礼拝をささげてから朝食をいただきます。
部屋の整理整頓を済ませてからロビーに集合し、それぞれがふりかえりの時間を持つため出発します。
これは、各自が自分の好きな場所で、大自然に包まれ、自分自身と向き合いながら、この旅の中で感じたことや考えたことを絵や文章などの作品にする時間です。
2
時間近く思い思いの時間を過ごした後はホテルに戻り、滞在中もてなしてくださったホテルの方々にお礼を言って、帰りのバスに乗り込みました。
横浜に着き、それぞれの家へと向かう生徒たちの表情は、心地よい疲れと満足感に満ちていました。


コロナ禍の始まりと共に中学生になった中学3年生にとって、このフィールドワークは初めての宿泊行事となりました。
普段の生活では味わうことのない体験をし、友達と寝食を共にしながら絆を深め合う時間は、大切な思い出として生徒たちの心に深く刻まれたようです。
引き続き、生徒たちの安全に配慮しながら、充実した学校生活の実現のために工夫を重ねていきたいと思います。