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株式学習ゲーム

2022.06.20

[授業]

真剣な表情でパソコンの画面を見つめる生徒たち。
中3の経済の授業で、株式学習ゲームを行いました。

生徒一人ひとりが、資金100万円をもとに、日経平均株価に採用されている225銘柄の中から、3銘柄までを東京証券取引所で購入すると仮定します。
購入価格は、授業実施日の始値とします。
資金100万円のうち、株式購入に充てなかったお金は、そのまま残しておきます。
約7か月後の大納会である12月30日(金)の終値で、各自が購入した株式を売ったとしたら、いくらの利益または損失になるでしょうか。
答えは先生が冬休みに計算し、年明けの授業で教えてくださいます。

株式はリスクの高い金融商品であり、購入時よりも値上がりする場合も値下がりする場合もあります。
危険を冒してでもお金を儲けたいと考えた生徒は、100万円ギリギリまで株式を購入することにしました。
一方、100万円のうちの一部を手元に残す慎重派の生徒もいました。

株価を動かす要因は、会社の業績(売上や利益の増加・減少)や将来性(新製品のヒットが予想されるなど)といった、その会社自体に関係することだけではありません。
金利・為替や国内政治・国際情勢、天候・自然災害など、株式市場全体に関係することも、株価に影響を与えます。

未来に起きることを予測するのは難しいことですが、リスクとリターンについて真剣に考え、パソコンを使ってよく調査しながら銘柄を選ぶ中で、生徒たちは経済社会の仕組みに興味を持ったようです。
これから7か月間、自分の選んだ銘柄の値動きにハラハラしながら、これまで以上に経済ニュースにアンテナを張ることになるでしょう。
株価を通じて世の中の動きが見えてくることに気づかされた授業でした。