うららかな春の日差しを浴びて、中学1年生が入学しました。
入学式と始業式が終わると、オリエンテーション週間が始まります。
この期間には、通常の授業のほか、フェリスで学校生活を送るのに必要な知識を学んだり、クラスの親睦を深める時間が設けられています。
緊張が少しずつほぐれ、教室に笑い声が響くようになった中学1年生の最初の1週間の様子を一部お届けします。

～初めての授業(英語)～
フェリスの英語の授業では、初めと終わりに英語で挨拶をします。この挨拶を皆で練習することから、初めての英語の授業が始まりました。様々な教材を使い、少人数かつ多様なクラス編成で行われる英語の授業は、授業に関するオリエンテーションの内容も盛りだくさん。英語を学ぶ意味や英語学習のポイント、授業や家庭学習への取り組み方に辞書の選び方まで、多くの学びがありました。

～BYOD～
BYODとは、Bring Your Own Deviceの略で、学校や職場などに「自分のデバイスを持ち込む」ことを表します。今年度の中学1年生は、学校での学習に使うためのパソコンを1人1台持っており、必要があるときに授業内で使用します。オリエンテーションでは、必要な各種設定についての説明を受けながら、実際に自分のデバイスを操作し、授業で使うための準備をしました。

～図書館～
クラス全員で図書館に行き、図書館の使い方について説明を受けました。返却期限を守るといったルールや、資料の探し方などについて学んだあと、館内を自由に探索し、気に入った本があった人は借りました。棚を埋め尽くすたくさんの本に目を輝かせながら、「また来よう」と言っている姿が見られました。

～相談室～                            
フェリスには、悩みごとや聞いてほしいことがあった時にスクールカウンセラーの先生とお話しすることができる相談室があります。相談室がどのような場所なのか、カウンセラーの先生から教室でお話を聞きました。心が落ち着くように壁がピンク色に塗られているなど、様々な工夫がされた相談室の存在に、生徒たちも安心感を持った様子でした。

～レクリエーション～
クラスの友達との親睦を深めるため、クラスごとにゲームを行いました。まずは、誕生日順に並んで輪を作る「バースデー・サークル」です。声を出してはいけないので、指を使ってお互いの誕生日を表し合い、4月1日から3月31日までの順番に輪を作って並びます。最後に、先頭の人から順番に名前と誕生日を発表していきます。たまたま当日お誕生日だった人を祝うなど、和やかな様子が見られました。続いて、同様に下の名前の順番に並ぶ「ネーム・サークル」を行い、少しずつクラスメイトとの交流を深めていきました。

～フェリスとは～
学年全体でカイパー記念講堂に集まり、校長先生からお話を聞きました。これから6年間を過ごすフェリスとは、いったいどんな学校なのか。学校の歴史や、フェリスの教育が大切にしていることなどが丁寧に語りかけられ、新たにフェリス生となった生徒たちも真摯に耳を傾けていました。


入学後1週間が経ち、少しずつクラスごとの雰囲気にも個性が出始めてきた中学1年生。
たくさんの出会いを通じて、実り多き中高生活を満喫できることを願っています。