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修養会報告(中学2年生)

2021.11.12

[行事]

7月の2日間にわたって、校内で中学2年生の修養会が行われました。テーマは「友だち」。横須賀小川町教会牧師の寺田信一先生を講師としてお招きし、講演やディスカッションを通じて互いの考えを深め合いました。

1日目の午前中は、アニメ映画「たいせつなきみ」を鑑賞した後、クラスごとに6名前後のグループに分かれて、映画の内容について互いの考えを話し合いました。また、友達についての話し合いの準備として、小学校時代の友達関係で感じていた悩みや忘れられない出来事についてのディスカッションも行いました。その日の午後には、寺田先生による「隣人愛」をテーマとした講演を聞き、2つのクラスから成る12名前後のグループでディスカッションを行いました。

2日目の午前中には、新約聖書に登場する徴税人ザアカイとキリストの話などをもとに、神様の愛についての講演を寺田先生にしていただきました。その後、全体会に向け、4クラスの生徒から成る20名以上の大きなグループで「友だち」についてのディスカッションを行いました。
昼休みを挟んだ後は、賛美礼拝と感話が行われました。賛美礼拝は、賛美チームと呼ばれる有志の生徒による楽器の演奏とともに、全員で歌を歌い、神様を賛美する時間です。曲の間には、各クラスの代表の生徒1名ずつが講壇に立って感話を行い、「友だち」というテーマで自身の体験や考えを話しました。

最後に、2日間の話し合いのまとめとして、学年全体で全体会を行いました。修養会委員による劇の後、それぞれのグループの意見をもとに修養会委員が設定した2つの議題について話し合いました。1つ目の議題は、「自分が友達だと思っていても相手がどうなのか分からない場合はどうすればよいのか」、2つ目の議題は「全員に無償の愛を捧げることはできるのか、またどのようにすればそれに近づけるのか」でした。多くの生徒が積極的に発言し、白熱した議論が見られました。

大小のグループでのディスカッションを通じて、生徒たちは、互いの意見に真剣に耳を傾け、自分とは異なる視点を尊重し受け入れながら、自身の意見を丁寧に発信することを学びました。日常生活の中ではなかなかじっくりと向き合うことの難しいテーマについて真正面から考え抜く貴重な機会となりました。また、互いに心を開いて自らの体験や考えを分かち合い、それまで知らなかった相手の一面を知る中で、生徒同士の交流がよりいっそう深いものとなりました。フェリスで出会った、安心して自分をさらけ出すことのできる「友だち」が、一人ひとりの今後の人生を支えてくれることを願っています。

ディスカッション(1日目)

講演(1日目)

ディスカッション(2日目)

ディスカッション(2日目)

ディスカッション(2日目)

賛美礼拝

賛美礼拝(全員でダンス)

全体会での発言