校内を旅するようにスケッチしよう！
生徒たちは、スケッチブックとペンを抱え、教室を飛び出しました。
中2の美術の授業の課題です。

短い時間で全体を捉えて描く。
春に学んだ「人物クロッキー」の経験が生かされます。
クロッキーの気持ちで何枚でも。
校内を自由に歩き回り、自分の好きな場所で、どんどんスケッチ。

描くために大事なことは、自分で発見し、自分で決めること。
必ず「一人で行動」することで、「いつ、どこで、何を、どのくらいの時間で、描くか」など、全てが各自の判断に委ねられます。
何を描きたいか、という選択は「見ること」でもあり、「見ること」は、自分と向き合う時間でもあるのです。描いている時間は、自分だけの時間です。心を解放し、自分の時間に集中すれば、「見ること」を深めることができるのです。

日常の教室から出、自由になることは、心と身体が解放される時間にもなります。
生徒の動きを見ると、リラックスして嬉しそう。表情が良くなってくるのが分かります。
描くだけに留まらない大切な時間です。