歴史的資料の現物に触れる
2021.06.03
[授業]
高2の社会特別講座の授業で、本学の歴史資料館を訪問しました。
現物に触れる
資料館地下の収蔵庫では、歴史的資料の現物を手に取り、隣接する「山手6号館 第1別館」(横浜市の歴史的建造物に指定)では、震災復興期に建てられた西洋館の特色を肌で感じました。
クッキーの箱の裏紙に記された文字、粗悪なわら半紙を使った公文書、昔のフェリス生の綴った日直日誌の文章、六角形の嵌め殺し窓、幾何学模様の美しい床のタイル…。
原資料に近づく意味
資料館員からは、原資料に一歩一歩近づくことの大切さが語られました。
「資料を見たいと思えばオンラインやデジタルで簡単に手に入る時代。けれども現物を自分の目で実際に見て確認することで、論文に肉付けがされ、厚みが出る!誰かが言っていることを鵜呑みにせず、自分で証拠に近づく努力をする!」
社会特講の受講生は1万2千字の論文を書きます。論文を書く準備として、資料の扱い方について学びました。
フェリス女学院歴史資料館
収蔵庫へ潜入
原資料に触れる
大先輩の日直日誌に興味津々
現代建築との違いを感じる
西洋館の特徴が表れる窓