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FERRIS TOPICS

お知らせ

2022.04.06

[TOPICS]

入学式

例年通りに中庭のハナカイドウが美しく花ひらく頃、入学式が行われました。
真新しい制服に身をつつんだ新入生が、保護者の皆様と教職員に見守られながら、パイプオルガンの音色が響くカイパー記念講堂に入場しました。最初に聖書が朗読されます。学校のスクールモットーとなっている聖句です。「何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい」(フィリピの信徒への手紙 第2章)

校長式辞では、ヨーロッパに古くからある「ノブレス・オブリージュ」というフランス語の言葉が引用されました。

高貴な生まれの者は、優れたものを、いっぱい与えられているのだから、それを他の人たちの為に返さなければならない、そういう義務がある、ということです。”For Others”というのも、これに似ていると思います。皆さんも、自分に与えられたたくさんの賜物を、自分のためだけに使うのではなく、他の人たちの為にも生かしていくということです。みなさんが、自分に与えられた賜物を、どのように生かしていったらよいか、この6年間の間に考えていっていただけたら、と思っています。(校長式辞抜粋)

また高3の生徒からは、温かい歓迎の言葉が贈られました。一部紹介します。

私は、自由や多様性といったものは、自ら求めてはじめて得られるもの、変化を恐れず一歩踏み出してこそ実感できるものだと思っています。そして、勉強や部活動など目の前のあれこれにとらわれず、広い視野を持ちうる人こそが、本当に自由な人なのではないかと思っています。もちろん、これらは現時点での私の答えであって、フェリスの理念である「まことの自由の追求」は、一朝一夕で得られるものではありません。私も新S3としてあと一年間の学校生活でますます、精進していきたいですし、卒業しても考え続けていくのでしょう。是非皆さんも6年間の学校生活を通じて、様々なことを学んだり、沢山友だちと対話を重ねたり、思う存分本を読んだり、色々なところに行ってみたりして、自分の軸となるような答を考えてみてください。(歓迎のことば抜粋)

午後には高等学校の入学式が行われました。
新入生一人ひとりを、神様の愛のうちに生を受けたかけがえのない存在として大切にし、一人ひとりにさらなる道が開かれますよう、のびやかな成長を心より祈っています。